目からウロコの上達法
手話あいらんど手話教室では、「心の壁を取り払う」「何度も見る」を、とても大事にしています。
手話学習の「心の壁」とは、「私には手話は読み取れない」「声を使わず話すことなんてできない」そんな風に思い込むことです。
たとえばこれ、英語に苦手意識のある方は、なかなか読めません。「Watashiha Anataga Daisuki desu!」内容が理解できましたか?(笑)
これは「私はあなたが大好きです。」と書いてあります。そうです。これは、ローマ字で表記された『日本語』なんです。
たぶんこれは、多くの方にとって『読めばわかる!』文です。でも、英語が苦手/アルファベット=英語だ! と思い込んでいる人には、まず、最初からこの文を読む気にはなれませんし、読まなければ当然意味も分かりません。
落ち着いて見てみればわかるのに・・・。こんな風に、思い込みという心の壁は、出会いと理解をあなたから遠ざけます。
手話あいらんど手話教室のろう者講師たちは、初心者の皆さんと話す時、ジェスチャーや絵や表情をいっぱい使って話しかけます。彼らは、ろう者との会話は、手話だけじゃない!ということを、積極的に教えてくれます。
その中で、私達は、自分の中の表現力は、もともと音声言語も手話も超越していることに気づきます。何も知らなくても「伝えようと思えば、手段はたくさんある!」ことに。
ろう者講師の明るい話しかけは、私達を「伝え合う心」の原点に戻してくれます。そこからが、会話の始まり。講師たちは、通じ合えたらとても喜んでくれたり、ほめてくれたりします。一般の手話講座では習わない、ジョークの手話もいっぱい教えてくれます。
手話の授業はいつしか、「わからない」から「わかるかも?」にかわり、そして「わかる」感動につながります。
この「心を動かす授業」は、驚くほどの上達をもたらします。
手話あいらんど手話教室に来てくださった、初心者向け入門コースの受講生の皆さんは、3か月後、ちょっと楽しそうに、けっこう普通に手話で意思表示してくださるようになります。
この「普通に」と言うのは、つまり「頑張らなくてもできる」と言う意味であり、それこそが、すごい進歩なのだと、私達は実感しています。
さあ、「手話が楽しい」と思って下さった方は、さらに上のクラスにも!
初級、コミュニケーションと進んだ皆さんは、毎回、たくさんの手話のシャワーを浴びて、「何度も見て」「繰り返し」いろんな会話を楽しんで下さい。あなたも必ず「手話でバカな話」をして笑ったり、「それは違うと思う!」などとちょっとろうの人と意見を言い合ったり、そんなことができるようになります。
「心の壁を取り払う」「何度も見る」これは、手話学習の魔法の上達法です。
あなたもぜひ、手話あいらんど手話教室へ!